2025年9月5日に全曲英語詞の3rdアルバム『Prema』をリリースした藤井風さん。
藤井風さんが英語を話せるのは、幼少期からの父との学び・ネイティブな英語の発音を耳コピで習得したこと・父親や姉の影響で洋楽を聴き、英語に親しんできたことが理由です。
留学経験もなく、どうやって勉強すればあんなに英語を流暢に話せるようになるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
藤井風はなぜ英語が話せる?3つの理由

理由その1:3歳から父親と英語を学んだ

藤井風さんの父親は喫茶店経営の傍ら、藤井風さんに3歳から英語とピアノを教えたそうです。
これからの時代は英語が必要になってくると予測していたとのこと。
そして父親の長年の夢でもあったミュージシャン。
それを息子に託すために自ら英語とピアノを独学で学び、息子に教えながら共に成長されたのだとか。
ミュージシャンは「お父ちゃんがずっと目指していた夢でもあった」と明かし、「その夢を引き継いだみたいな」と語っていた。
引用:スポニチアネックス

親子二人三脚で成長されたなんて素敵ですね!
理由その2:幼少期から洋楽に触れてきた


藤井風さんには年の離れた兄(13歳上)・姉(12歳上と10歳上)がおり、姉の勧めで洋楽を聴き始めたのだそう。
藤井風が影響を受けてきた海外のアーティスト
- マイケル・ジャクソン:幼い頃から「Rock with You」などの楽曲に魅了され、そのリズム感や表現力に影響を受けています。緻密なリズム、感情表現の豊かさ、グルーヴ感などは、藤井風さんの楽曲やパフォーマンスにも色濃く反映されています。
- JVKE:2023年に「golden hour (Fujii Kaze Remix)」でコラボレーションし、お互いのクラシック音楽を通過した音楽性に共感したそう。
- アリアナ・グランデ:アルバム『LOVE ALL COVER ALL』で、アリアナ・グランデの『Sweetener』と『thank u, next』をカバーしています。
- レディー・ガガ:アルバム『LOVE ALL COVER ALL』でレディー・ガガの『The Fame』もカバーしており、その作品の素晴らしさについて言及しています。
- ケイティ・ペリー:『Teenage Dream』をカバーしたことでも知られています。
そして洋楽も含め、12歳の頃からYouTubeでピアノ演奏動画を投稿しており、まだデビューもしていない頃の貴重な藤井風さんの姿を見ることができるんです!
*父親には英語以外にも「これからはYouTubeの時代が来る」と先見の明があり、なんとあのヒカキンが投稿を開始した2011年より前の2010年から投稿を始めたのだそうです!
歌声を披露し始めたのは高校卒業後の動画からなので、藤井風さんの洋楽カバー動画は青年になってからのものです。



軽やかなピアノプレイときれいな英語の発音!なにより楽しそう!
ピアノで絶対音感を獲得し、その音感を活かしながら洋楽を聴いた音のまま歌うことで自然な英語の発音をマスターしたのでしょう。
理由その3:高校でさらに英語力を磨いた


藤井風さんが入学したのは岡山県立岡山城東高等学校の音楽科。
この高校は平成26年に文部科学省より”スーパーグローバルハイスクール”に指定されており、将来国際的に活躍できる人材の育成に重点を置いてきました。
社会課題に対する関心や深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力といった国際的な素養を育むため、大学・企業・国際機関などと連携し、グローバルな社会課題をテーマとした探究学習やフィールドワークを行ってきたのだそう。
藤井風さんは留学経験もない中で、そういった恵まれた環境で英語と音楽の腕を磨き上げていったのでしょう。



見事にこの高校の卒業生として世界に羽ばたく人材(ミュージシャン)になっていますね!
藤井風の英語の勉強法とは?


藤井風さんの英語勉強法は、逆説的ではありますが、英語を「勉強」としてではなく「生活の一部」や「楽しみ」として捉え、日常的に触れることなのだそう。
具体的には、感じたことを英語で表現する練習、映画や洋楽で心に響いた表現を真似して声に出して練習する、そして間違いを恐れず話すことを継続するといった点が挙げられます。
風流英語勉強法
- 日常生活に取り入れる:英語を勉強と捉えるのではなく、日々の生活の中で「英語で考える」「英語を話す」習慣をつける。
- 「心から自然に出る」英語を目指す:感情を込めて、自然なニュアンスで表現することを意識します。そのためには、映画や音楽などから生きた英語を吸収することが大切です。
- 真似をすることで表現力を高める:
- 心に響いた英語表現をメモする。
- 声に出して、ネイティブスピーカーの発音やイントネーションを真似る。
- とにかく話し続ける:文法や発音の間違いを恐れず、とにかく英語を話し続けることが大切です。
- 間違いは、話す中で気づいて修正していけば良い。
- 「触れ続ける」習慣を作る:1日5分でも10分でも良いので、毎日英語に触れる時間を作りましょう。
- 基礎を土台にする:自然な表現を身につけるには、基本的な文法力も不可欠です。
実践のポイント
- 基礎固め:まずは、中学レベルの単語と文法の基礎をしっかり身につけることから始めましょう。
- インプットとアウトプット:基本的な知識をインプットしたら、次にリーディングやリスニングで「聞く・読む」能力を養い、それから「書く・話す」練習へと進みましょう。
- 継続する:英語が自然に話せるようになるまでには時間がかかります。効果的な勉強法を継続することが重要です。



勉強だからやらなくちゃ!ではなく、楽しみながら英語に触れるのが藤井風さんに近づくコツですね!
藤井風は2025年全曲英語詞のアルバムをリリース!


- 海外デビューアルバム:『Prema』(プレマ)
- リリース日:2025年9月5日
- リリースレーベル:U.S. レーベルRepublic Records
- アルバムの特徴:全英語詞の9曲で構成
幼い頃から洋楽に慣れ親しんできた藤井風さんは、満を持して全曲英語詞のアルバムをリリースされました!
そのリードトラックがこちら、アルバムタイトルと同じ『Prema』。
『Prema』はサンスクリット語で「愛」、特に「無私で霊的な、至高の愛」「無条件の愛」を意味します。
2025年10月9日にNHKで放送された音楽番組『NHK MUSIC SPECIAL 藤井 風 ~いま、世界で~』を見ていると、
『自分が昔、洋楽を聴いて得たワクワク感をこのアルバムで感じて欲しい』
というような内容(うろ覚えですが^^;)のお話をされていました。
藤井風さんが夢中になって聴いてきた洋楽のナンバーに感じた高揚感を、この曲を聴いたファンにも感じて欲しい、という熱い気持ちが込められたアルバム。
ミュージックビデオもとても凝っていて、映画のような『love Like This』、マイケルジャクソンのミュージックビデオを彷彿とさせる『I Need U Back』、などそれぞれ違った顔の藤井風さんが見れます!
「英語だと、日本語で言えないような大胆なことも言えてしまう」とインタビューで話していた藤井風さん。
それは英語をすでに自分のものとして習得しているからこその感覚なのかもしれません。



藤井風さんの曲を歌いながら英語に触れ、英語を好きになる人も増えてくるかもしれませんね!
まとめ
藤井風さんがなぜ英語を話せるのか、どのように勉強したのかを調査してみました。
- 3歳から父親と共に学んできた。
- ピアノで培った音感で、英語の歌も完全コピーしてきた。
- 入学した高校がスーパーグローバルハイスクールで英語に触れる機会が多かった。
- 英語の学びを止めることなく続けてきた。
- 勉強するべきもの・仕事の道具としてではなく、楽しみながら音楽やコミュニケーションの手段と捉えて使ってきた。
藤井風さんが流暢な英語を話せるのは、先に述べてきた3つの理由の他、小さい頃からの学びを止めることなく継続的に努力してきたこと、英語を「勉強しないといけないもの」や「仕事の道具」としてではなく、音楽やコミュニケーションの手段として捉えていることが本当に大きな要因だと思います。
ミュージックビデオの撮影でも、海外のスタッフとフレンドリーにコミュニケーションを取りながら自分の考えを自分の言葉(英語!)で伝えている姿が印象的でした。
そしてインスタグラムでは海外の街頭インタビューでも見事な英語を披露していました!
堂々とクイズに答え、自己紹介もしていてかっこいいですよね!(最後賞金獲得ならず、でしたが^^;)
これからの世界での活躍が楽しみです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆








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